ほけんのAI Logo保険相談の掟

【2026年3月更新】住民税非課税65歳 上限早見表|年金と給与と生命保険料控除

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
【2026年3月更新】住民税非課税65歳 上限早見表|年金と給与と生命保険料控除
住民税非課税65歳
年金 非課税 上限
給与 非課税ライン
生命保険料控除 住民税
合計所得金額 判定
211万円ライン
特定親族特別控除

はじめに:2026年の“非課税ライン”をいま整理

65歳以降の住民税がかかる・かからないは、前年の 合計所得金額(各種収入から必要経費や所得区分ごとの控除を引いた後の“所得”の合計)で判定します。判定対象の税は、定額の 均等割 と、所得に応じた 所得割。2026年度(令和8年度)は給与所得控除の最低保障が65万円に上がり、給与のみの非課税ラインが実務上「年収110万円」に引き上がりました。本文では、年金・給与の非課税ライン、夫婦世帯の“211万円ライン”の意味、そして 生命保険料控除 が非課税判定に与える影響(与えない点)まで、一次情報リンクとともに丁寧に整理します。

2026年度の更新点(押さえるべき3ポイント)

  • 1
    給与所得控除の最低保障額が55万円→65万円に引き上げ(給与のみの非課税年収目安は110万円)
  • 2
    同一生計配偶者・扶養親族などの判定基準が「合計所得58万円以下(給与換算123万円以下)」へ更新
  • 3
    大学生年代向け「特定親族特別控除」創設(19〜22歳相当・58万円超123万円以下の所得に段階控除、ただし扶養人数には算入されない)

非課税判定の“ものさし”:合計所得と2つの非課税限度額

住民税が非課税になるのは、「前年の 合計所得金額 が自治体の非課税限度額以下」のときです。代表的な式は次のとおりです。
  • 所得割の非課税限度額=35万円×(同一生計配偶者・扶養親族の数+1)+10万円+(同一生計配偶者や扶養親族がいる場合は+32万円)
  • 均等割の非課税限度額=(自治体条例で定める基準額、上限35万円)×(同一生計配偶者・扶養親族の数+1)+10万円+(同一生計配偶者や扶養親族がいる場合は+(自治体が定める)上限21万円) 上記は兵庫県の解説が分かりやすく、数値上限も確認できます。(個人県民税)。この“式”に各人の所得(給与所得・公的年金等の所得など)をあてはめて判定します。

非課税ライン早見:65歳・単身(年金のみ/給与のみ/合算)

65歳以上の単身者の代表例を数式で確認します。
  • 年金のみ:公的年金等控除(65歳以上の最低控除額は110万円)が適用され、合計所得45万円以下が非課税ラインなので、年金収入は「約155万円(=110万円+45万円)」まで非課税が目安です。公的年金等控除の区分は恵庭市の一覧が詳しいです。(個人住民税の主な改正点)
  • 給与のみ:2026年度から給与所得控除の最低保障が65万円となり、合計所得45万円以下に収まる年収は「110万円(=65万円+45万円)」です。自治体の告知例として江戸川区が明快です。(2026年度分住民税の改正点)
  • 年金+給与の合算:年金収入から110万円、給与収入から65万円をそれぞれ控除して「所得」を算出し、合計所得が45万円以下に収まれば非課税です。例)年金150万円(所得40万円)+給与20万円(所得0円)=合計所得40万円→非課税。逆に年金160万円(所得50万円)+給与40万円(所得0円)=合計所得50万円→非課税枠超で課税。

年金と給与を合算するとき、どこを見れば?

年金150万円に加えて、短時間のアルバイトで年20万円。住民税は大丈夫でしょうか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
大切なのは“年収の合計”ではなく“合計所得金額”です。年金150万円は公的年金等控除110万円を差し引いて所得40万円。給与20万円は給与所得控除65万円の範囲内で所得0円。合計所得は40万円で、単身の45万円ライン以下なので翌年度の住民税は非課税判定になります。

夫婦・扶養別の基準:“211万円ライン”の正体

夫婦2人の高齢世帯でしばしば話題になるのが、世帯主の年金収入「約211万円」のラインです。根拠は 均等割の非課税限度額 の式(配偶者あり)で、仮に自治体が基準上限(基礎35万円・加算21万円)を採る場合、世帯主の合計所得の非課税限度額は「35万円×2+10万円+21万円=101万円」。65歳以上なら公的年金等控除110万円が先に引けるので、年金収入は「110万円+101万円=約211万円」まで均等割が非課税というわけです。配偶者側が年金約155万円(所得45万円)に収まれば、配偶者は同時に非課税。結果として“世帯全員が均等割・所得割とも非課税”の条件を満たしやすくなります。式の上限値・仕組みは兵庫県の解説をご参照ください。(個人県民税) なお、2026年度から、同一生計配偶者・扶養親族の判定は「合計所得58万円以下(給与換算123万円以下)」に引き上げられています(住民税)。この基準更新は江戸川区の整理が分かりやすいです。(2026年度分住民税の改正点)
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
年収の合計ではなく、区分ごとの控除後に足し合わせた“合計所得金額”で判定するのが住民税非課税の近道です。

生命保険料控除の上限と計算、そして“判定”への影響の有無

住民税の 生命保険料控除 は、2012年以降の新契約で「一般・介護医療・個人年金」各区分の上限が2万8,000円、合計上限は7万円です。計算は段階式で、例えば新制度の一般(住民税)は「12,000円以下は全額、12,001〜32,000円は1/2+6,000円、32,001〜56,000円は1/4+14,000円、56,001円以上は上限28,000円」。制度の上限と数式は兵庫県のページで確認できます(合計適用限度額70,000円の明記あり)。(個人県民税) ここで重要なのは、生命保険料控除は“所得控除”であり、非課税判定に使う合計所得金額は変わらないという点です。つまり、合計所得が非課税限度額を超えている場合、控除で課税所得や税額(所得割)は減っても、均等割の非課税判定は覆りません。よくある誤解なので注意してください。

控除活用の実務ヒント

  • 1
    住民税の生命保険料控除は世帯合計ではなく“支払者ごと”。誰の税額が下がると家計メリットが大きいかを整理する
  • 2
    年末調整で出し忘れたら確定申告で反映。電子交付・明細保存(原則5年)の運用も要確認
  • 3
    複数区分があるなら各2万8,000円を目標に配分し、合計7万円の“税額7,000円相当(住民税率10%)”の軽減を狙う

判定に影響する“その他の収入”と年またぎ管理

非課税維持の鍵は、年金・給与以外の所得の扱いです。
  • 一時所得(例:保険の満期金・懸賞など)は「収入−必要経費−特別控除50万円」を2分の1した額が合計所得に算入されます。満期時期の調整で境界をまたがない工夫が有効です。
  • 譲渡所得(資産の売却益)や雑所得(年金以外の公的給付、事業外収入など)も合算対象。単発の売却や副収入が“その年だけ”非課税ラインを越える典型例です。
  • 2026年度は給与のみの非課税年収が110万円に拡大。家族の扶養判定は「合計所得58万円以下(給与換算123万円以下)」で整理されるため、親子・夫婦での所得配分の見直しも有効です。(2026年度分住民税の改正点)

3ステップで完了:判定→調整→確認

  • ステップ1:収入の棚卸し ねんきんネット等で年金額、源泉徴収票で給与額、通帳・契約でその他収入を洗い出し、区分ごとに“所得”へ変換します。
  • ステップ2:合計所得の試算 年金は110万円、給与は65万円の控除をまず引き、合算して限度額(単身45万円、配偶者ありの代表例では101万円など)と照合。
  • ステップ3:働き方・受取時期・控除活用の調整 ギリギリなら勤務時間や受取時期(満期金・売却のタイミング)を“年内・年跨ぎ”で調整。生命保険料控除は税額軽減に効くので、支払者の配分も最適化します。根拠式は兵庫県ページが実務に役立ちます。(個人県民税)

よくある疑問:大学生の“特定親族特別控除”は扶養人数になる?

答えは「ならない」です。19〜22歳相当の親族の合計所得58万円超〜123万円以下に段階的な控除が創設されましたが、扶養親族としてはカウントされません。したがって、住民税の非課税判定(扶養人数で限度額が上がる計算)には影響しない点に注意してください。(2026年度分住民税の改正点)

ケース別“境界”の読み方と相談活用

  • 単身・65歳:年金155万円/給与110万円が目安。年金+給与は“所得ベース”で合算。
  • 夫婦2人・年金のみ:配偶者が年金155万円以内なら、世帯主は年金約211万円まで均等割は非課税(自治体の上限設定前提)。
  • 副収入がある年:一時所得や譲渡益で“その年だけ”越境しやすい。受取時期・額の調整と、越えた場合の税額・保険料への波及を事前に試算。 数字が近い場合は、年内の働き方や受取タイミングの工夫で結果が変わります。迷ったら、家計全体での最適化(税・社会保険・保険・資産運用)まで同時に設計するのが近道です。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    非課税判定は“年収合計”ではなく“合計所得金額”で行う。年金は110万円、給与は65万円をまず控除して試算する
  • 2
    2026年度から給与のみの非課税年収は110万円、扶養・同一生計の判定は合計所得58万円(給与換算123万円)に更新
  • 3
    夫婦世帯の“211万円ライン”は均等割の非課税限度額(配偶者あり)の式が根拠。配偶者側は年金155万円が目安
  • 4
    生命保険料控除は税額(所得割)軽減に効くが、非課税判定の合計所得は変わらない。最大7万円(住民税)の控除枠を賢く配分
  • 5
    一時所得・譲渡益・雑所得の“年またぎ”管理で越境を防ぐ。ギリギリの年は受取時期・働き方を早めに調整

ぜひ無料オンライン相談を

非課税ラインは“合計所得”の足し引きや、夫婦・扶養の扱いで結論が変わります。FP相談なら、年金・給与・副収入・保険料控除を全体最適で試算し、年内の働き方や受取時期の調整、生命保険料控除の配分まで具体策に落とし込み可能です。オンラインなら自宅から時間を選べ、初回も以降も無料。中立の立場で商品比較・制度の一次情報も提示しながら、今日からできる実行プランを一緒に作ります(LINEで予約可)。

🎁今なら面談後アンケート回答で
1,500円分全員プレゼント!

カフェで相談する様子

関連記事一覧

【2026年3月更新】生命保険見直し|子育て支援金前に固定費最適化の3手順

【2026年3月更新】生命保険見直し|子育て支援金前に固定費最適化の3手順

子ども・子育て支援金0.23%開始前に、生命保険と固定費を最新制度で最適化。高額療養費“年上限”や予定利率、こどもNISA・控除特例の一次情報を踏まえ、3手順と7日プランで実行。

【2026年3月更新】自衛官 生命保険|不足額3ステップ最短設計

【2026年3月更新】自衛官 生命保険|不足額3ステップ最短設計

自衛官の生命保険を“差額×期間”で最短設計。遺族厚生年金の5年有期(2028)や高額療養費“年上限”の最新動向、学習費データ、退職者共済まで一次資料リンクで実務対応。収入保障×定期で過不足ゼロ。

【2026年3月更新】収入保障保険 シングルマザー|不足額3ステップで最短算出

【2026年3月更新】収入保障保険 シングルマザー|不足額3ステップで最短算出

シングルマザーの収入保障保険を2026年3月最新版で実務化。不足額は“差額×期間”の3ステップで速算し、児童手当拡充・遺族年金見直し・控除6万円特例を反映。満了年齢・最低支払保証・物価対応の決め方まで。

【2026年3月更新】生命保険 健康体割引とノンスモーカー|基準と見直し(無料で棚卸し)

【2026年3月更新】生命保険 健康体割引とノンスモーカー|基準と見直し(無料で棚卸し)

2026年最新版。健康体割引とノンスモーカーの違いと適用基準、検査・健診の実務、保険料のレンジ感、禁煙1年の乗換え段取り、落とし穴まで一次リンク付きで整理(無料で棚卸し)。

【2026年3月更新】医療保険限度額適用認定証の手順|スマホ申請と窓口3ステップ

【2026年3月更新】医療保険限度額適用認定証の手順|スマホ申請と窓口3ステップ

2026年3月時点の最新ルールで限度額適用認定証の取得と使い分けを解説。マイナ保険証で申請不要になる条件、電子申請と窓口即日交付、対象外費用と食事減額の実務まで一次情報リンク付きで整理。

【2026年3月更新】生命保険 フリーター20代|不足額3ステップで最短設計

【2026年3月更新】生命保険 フリーター20代|不足額3ステップで最短設計

20代フリーターの生命保険を最新制度で“点は死亡・線は就業不能”に最小設計。死亡一時金最大32万円と国保の傷病手当金なし、高額療養費の年上限方針(一般53万円)を踏まえ、不足額を3ステップで速算。