【2026年4月更新】遺族厚生年金 継続給付の所得基準早見表|不足額の出し方(個別相談可)
更新:
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)

遺族厚生年金
継続給付
所得基準
有期給付加算
不足額 計算
在職老齢年金 65万円
目次
最初に知っておきたい全体像
配偶者を亡くした後の生活を支える 遺族厚生年金。2028年からは「5年有期」と、その後の「 継続給付 」が前提になります。本記事は2026年4月時点の最新方針に基づき、単身・共働き・自営業それぞれの 所得基準 を“年収/所得”で判定し、家計の“足りない分”を数式で出す方法まで実務的に整理します。読むだけで「我が家は継続給付の対象か」「毎月いくら不足か」「どの期間をどう埋めるか」が分かるよう構成しました。
改正の要点を最短整理
- 15年有期は“有期給付加算”で現行比おおむね約1.3倍となり、その後は条件付きで継続給付が続きます。
- 2単身で就労収入が年約122万円(地方税所得換算で約132万円見込み)以下なら継続給付は全額支給が目安です。
- 3収入が増えるほど年金が調整され、概ね月収20〜30万円を超えると継続給付は終了の想定です。
- 4子がいる間の受給は現行どおりに加え、子の加算は年額281,700円へ引上げ予定です。
- 560歳以降の死別は無期給付(現行どおり)で、男女差は段階的に解消されます。
収入・所得の判定フロー(給与/事業/年金)
年金の継続給付判定は“就労収入(または合計所得)ベース”で見ます。給与の方は、年収から 給与所得控除 を差し引いた“給与所得”が起点です。2026年適用の改正で最低控除額は65万円です。例えば、パート月13万円・賞与なし(年収156万円)なら、給与所得は156万円−65万円=約91万円が目安になります。判定ラインと照合する際は、住民税の所得区分に合わせて見るケース(132万円見込み)も想定されます。制度の改正点は国税庁の解説が分かりやすいです。(令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について) を一度確認しておきましょう。
継続給付の所得基準と“20〜30万円ライン”
厚生労働省の最新資料によれば、単身で就労収入が月約10万円(年約122万円)以下は継続給付が全額支給の目安、その後は収入増に応じて緩やかに調整され、遺族厚生年金の額にもよりますが、概ね月収20〜30万円を超えると継続給付は終了する設計です。地方税所得の基準で見ると132万円(見込み)という運用イメージも示されています。一次資料はこちらが信頼できます。(遺族厚生年金の見直しに対して寄せられている指摘への考え方) に基準値と考え方がまとまっています。
「わたしは対象?」よくある疑問に短答で
子なし・パートで月12万円前後。継続給付は受けられますか?
就労収入が概ね月10万円(年122万円)以下なら全額、そこから増えると段階調整、月20〜30万円超で終了目安です。月12万円は“調整ゾーン”の可能性があるため、年間見込みを固めて判定しましょう。
単身・パート・自営業の換算例(イメージ)
・単身パート:月13万円(年156万円)なら給与所得は約91万円(最低控除65万円を反映)。地方税の所得基準(132万円見込み)でも“余裕あり”で、全額支給の蓋然性が高いレンジです。
・共働き正社員:月22万円+賞与ありで年収330万円相当なら、月収換算20万円超のケースが多く、調整〜終了レンジに近づきます。
・自営業:事業所得=売上−必要経費が基準。青色・白色の別に関わらず“利益額”で判定します。家事按分や減価償却の見落としで“所得を余計に高く見せない”ことが実務のコツです。
※実際は賞与や控除、扶養・寡婦要件で差が出ます。境界線付近の方は、年の途中での就労調整や控除の最適化も併せて検討しましょう。
不足額の出し方(差額×期間)5ステップ
- 1月の生活費(可処分)を家計簿や銀行明細から“固定+変動”で合算します。
- 2受け取れる公的給付(月額相当)を積みます(遺族厚生年金・遺族基礎年金・子の加算・就労収入)。
- 3不足額=生活費−公的給付−就労収入の“差額”を求めます。
- 4期間は「5年有期」「継続給付の想定期間」「子の独立まで」「老後まで」の段階で区切ります。
- 5最終的に、不足額(月)×期間(月数)で必要保障額の“上限”を置き、家計と保険で按分します。
5年有期→継続給付の“段階設計”
設計のコツは、最初の5年(有期給付加算で厚め)と、その後(継続給付の調整レンジ)の二段構えにすること。例えば「最初の5年は不足15万円/月、以降10年は不足8万円/月」のように段階を切り、民間の保障は前半を厚め、後半は薄めに設計します。子の加算は年額281,700円に拡充予定(一次資料は上記厚労省PDF)なので、子がいる期間は不足が縮む点も織り込みましょう。
“差額×期間”で段階を切ると、必要以上に大きな保障を買わずに済みます。数字で決めて、ムダを削りましょう。
最新制度と落とし穴:在職老齢年金65万円の影響
60代で働きつつ老齢厚生年金を受ける場面では、在職老齢年金の支給停止基準が月65万円に引き上げられています(2026年4月施行)。この基準内なら年金は全額支給、超えると一部停止の仕組みです。就労と年金・遺族給付の重なり方は家計に直結します。最新式は(在職老齢年金制度が改正されました) が詳しいので、就労計画と合わせて必ず確認してください。
境界線で迷うときの動き方は?
年収の見込みが132万円前後。働き方をどう調整すべきでしょう?
まず年間の就労見込みを“月×月数+賞与”で固め、境界線の外に出ない働き方を検討します。控除(生命保険料控除など)や経費の正確化で“所得の見かけ”を下げられる余地も点検しましょう。
住民税・児童手当・国保料の波及も要チェック
継続給付の判定と同時に、所得が変わることで住民税や児童手当、国民健康保険料が動きます。たとえば、児童手当は所得上限で給付額が変化しますし、住民税・国保料は翌年度の負担に波及します。境界線付近の方は“総合手取り”で見て、年単位で最適化を。控除の提出漏れや名義の齟齬はよくある減点ポイントです。
手続き期限と必要書類の段取り
遺族給付は“請求しないと受け取れない”のが原則です。戸籍・住民票・死亡診断書(死体検案書)・収入を示す資料など、自治体・年金事務所の案内に沿って早めに収集を。子の加算が絡む場合は続柄の確認書類も必要です。勤務先の扶養・社保手続き、税(年末調整・確定申告)も“翌年の負担に跳ねる前”に片付けましょう。
“最初の5年は厚く、その後は薄く”。これが2026年の現実解です。家計の谷だけを、必要な分だけ埋めましょう。
備え方の実践:保障×運用の配分
不足額の上限が見えたら、民間保険は“収入保障保険を最初の5年厚め+以降薄め”が合理的。定期・終身は“固定費の余力”と“相続・非課税枠”で薄く重ねます。運用は新NISAの積立や、iDeCoの上限・年齢拡大(2026年12月予定)を併用。月々のキャッシュフローに余白を残しつつ、取り崩し設計(例:年率3〜4%)で“使える資産”を育てるのが基本です。
まずはAIで一次判定→無料オンラインFP相談へ
LINEで“ほけんのAI”に接続すれば、24時間365日、AIが一次回答し、有資格FPがオンラインで後日フォローします。家計や証券の写真を送れば、重複や不足の洗い出しも時短に。今なら、無料オンラインFP相談をご利用の方に、カフェ系ギフトが選べるキャンペーンも実施中です。準備物は、家計の入出金メモ・加入保険の証券・ねんきんネットの見込み額など。AIで仮判定→FPで最終設計、が最短ルートです。
まとめ:重要ポイント
- 1単身の継続給付は“年122万円(地方税所得132万円見込み)”が全額支給の目安で、月20〜30万円超で終了レンジに近づきます。
- 2給与の換算は最低控除65万円を反映し、給与所得ベースできちんと判定することが重要です。
- 3不足額は“差額×期間”で段階化し、5年有期を厚め→その後は薄めの二段構えが過不足を抑えます。
- 4在職老齢年金65万円や児童手当・住民税・国保料など“波及”も含めて“総合手取り”で設計しましょう。
- 5迷ったらLINEの“ほけんのAI”で一次判定→無料オンラインFP相談で最終調整が安心・確実です。
ぜひ無料オンライン相談を
境界線上の働き方や所得判定、必要保障額の段階化は、家計全体を見渡して決めると精度が上がります。オンラインFP相談なら、時間・場所の制約なく、家計簿や保険証券を画面共有でチェック可能。無料でプロのセカンドオピニオンを得られ、複数商品の中立比較で“ムダなく不足だけ”を埋める設計に仕上げられます。AIの仮判定結果を持ち込めば、面談はさらに短時間で具体化が進みます。
🎁今なら面談後アンケート回答で
1,500円分全員プレゼント!

関連記事一覧

【2026年4月更新】生命保険 比較の受け方|6月改正前の10チェック
2026年6月1日施行の保険業法改正に備え、生命保険の“比較の受け方”を10チェックで整理。施行日と骨子、重要情報シートの見方、電子交付やクーリングオフの実務、外貨・変額の注意まで一次情報で最新化。

【2026年4月更新】iDeCo 60代男性|70歳未満拡大と受取設計(個別相談可)
iDeCoは60代のラストチャンス。70歳未満への加入拡大と上限拡大、受給開始75歳、退職所得控除“10年ルール”に対応し、一時金・年金・併用の最適解とNISA/DC併用・手続きまで最新リンクで解説。

【2026年4月更新】終身保険「いらない」は本当?|利率と相続で判断基準と目安
終身保険“いらない”論を2026年版でデータ検証。予定利率1.75%やCPI+1.6%の最新値、非課税枠(500万円×相続人)と贈与“7年”を一次資料で確認し、終身×定期×新NISAの実践配分と家計別の目安を提示。

【2026年4月更新】介護保険 一時金と年金の違い|初期費用と月額の配分基準(個別相談可)
介護一時金と介護年金の違いを2026年4月の最新制度で整理。室料相当額260円/日、在宅・施設の実勢費用、住宅改修上限20万円等を一次情報で確認し、初期費用×月額の配分と併用型の設計を実務で解説。

【2026年4月更新】就業不能保険 シングルマザー|不足額と手取り守る3手順
シングルマザーの就業不能時の“不足額”を差額×期間で可視化し、公的制度(児童手当・傷病手当金・高額療養費の年上限)と民間保険で過不足なく埋める実践ガイド。

【2026年4月更新】生命保険と相続土地国庫帰属|納税資金と申請の最新基準
相続税の納税資金は生命保険で確実・早期に、不要土地は相続土地国庫帰属で出口を。非課税枠、2割加算、贈与7年、登記義務化、費用と要件を一次情報リンクで2026年版に整理。7日実行プラン付き。


















