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【2026年2月更新】生命保険 共働き年収1,200万円の必要額|不足額算出と設計3基準

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
【2026年2月更新】生命保険 共働き年収1,200万円の必要額|不足額算出と設計3基準
生命保険
共働き年収1200万円
必要保障額
差額×期間
収入保障保険
在職老齢年金
遺族厚生年金

課題と結論:過不足ゼロは“差額×期間”で作る

年収が合計1,200万円でも、保障は“多め”でも“少なめ”でも不利益が生じます。必要なのは、毎月の生活費・教育費・住宅返済などの実額から、公的給付や会社制度、貯蓄・投資収入を引いた不足分だけを数値化することです。やり方はシンプルで、最初に不足の式を家庭用に落とし込みます。結論から言えば、不足は 差額×期間 で出します。差額は「支出−受取」、期間は「必要が続く年数」です。この記事では、夫800万円×妻400万円モデルで不足額を見える化し、制度改正(遺族年金2028、有期加算、在職老齢年金2026、企業型DC6.2万円)を踏まえ、収入保障×定期×終身の3基準で過不足ゼロの設計まで具体化します。

この記事でわかること

  • 1
    夫800万×妻400万モデルで不足額の“式→数字”の当て方が理解できます
  • 2
    遺族・老齢・企業型DCなど最新制度の影響を家計に落とし込めます
  • 3
    収入保障・定期・終身の役割分担と満了年齢65/70の判断軸がつかめます
  • 4
    7日で動く段取り(棚卸し→設計→申込み)を具体的に実践できます
  • 5
    投資(新NISA/iDeCo)と保険の配分見取り図で“攻守の最適化”ができます

不足額の出し方:差額×期間の式とモデルの当て方

不足額=(生活費+教育費+住居費+外注費などの必要支出)−(遺族年金・会社の弔慰金/死亡退職金・団信の効果・既貯蓄・運用収入)で算定します。夫800万×妻400万モデルでは、例えば「月の基礎生活費35万円+教育関連8万円+住宅返済12万円=55万円」を必要支出の仮置きとします。夫が亡くなったケースの受取側に、まず 遺族厚生年金(家族構成により遺族基礎年金や加算を含む)を織り込み、団信で住宅返済が消えるなら住居費は削ります。数字は家庭ごとに違うため、可変の部分(教育費・住居・外注費)だけは自分の家計に置き換えて試算してください。制度の仕組みと最新の改正は、本文リンクから一次資料で確認できます。

どうやって“差額”を埋める保険額を決める?

夫800万・妻400万で子どもが2人。毎月55万円の支出想定です。夫が亡くなった場合の不足は、どうやって保険額に落とし込めばいいですか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
まず、遺族年金や団信の効きを見ます。例えば住居費12万円が団信でゼロ、遺族給付が月12〜15万円なら、支出55万円−受取(12〜15万円)−住居(12万円)=28〜31万円が“毎月の不足”です。これを子の進学までなど必要年数に掛けます。全部を保険で埋めず、収入保障の月額で“谷の底”だけをカバーし、残りは新NISA・iDeCoの積立や会社の持株・DCで補完するのが現実的です。

最新制度の影響:在職老齢・遺族年金・企業型DCを家計に織り込む

65歳以降の手取りに関わる 在職老齢年金 は、2026年4月から賃金と年金の合計による支給停止基準が「法律成立時の62万円」から「月65万円」に引き上げられる運用です。詳しくは厚生労働省の解説を確認してください。(在職老齢年金制度の見直しについて) また、2028年の遺族厚生年金見直しでは、子なし現役配偶者に原則5年の有期給付が導入され、有期給付加算で現行比約1.3倍の額となり、所得等により継続給付へ移行できる仕組みに変わります。対象・金額の考え方は一次資料で確認できます。(遺族厚生年金の見直しについて) 資産形成面では、 企業型DC(6.2万円) は2026年12月から会社員の拠出上限が月6.2万円へ拡大予定、さらに2026年4月からマッチング拠出の「事業主掛金超過不可」の上限が撤廃されます。規約変更の実務は厚労省の事務連絡の参考資料が役立ちます。(確定拠出年金 加入者掛金額の制限撤廃に係る事務取扱い)
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
改正情報を家計に当てて再設計すると、保険は小さく・投資は大きくが成立します。数字で納得の設計が、過不足ゼロへの最短ルートです。

設計3基準:期間・役割・税制で“重ね方”を決める

保険の三層は役割で決めます。収入が消えた直後の谷を埋めるのが 収入保障保険(毎月定額・最低支払保証2年/5年)。教育費や住宅の残高ピークに合わせてラダー状に重ねるのが定期保険(期間と額を階段設計)。相続・葬送費・非課税枠を意識して固定の原資を持つのが終身保険(流動性・返戻率・税の出口まで比較)。満了は65歳を基本に、年金繰下げ・再雇用・住宅完済の時期が70歳に寄るなら延長を検討。税は相続の非課税枠(500万円×法定相続人)、保険料控除、受取の課税区分(年金・一時)を受取人と併せて事前に設計しておきます。

7日で動く段取り

  • 1
    現契約と会社制度(死亡退職金・弔慰金・団体保険・DC/持株)を棚卸しして重複と空白を確認します
  • 2
    “不足の式”に家計数字を入れて毎月の不足額と必要年数を決めます
  • 3
    収入保障の月額・最低支払保証(2年/5年)・満了65/70の軸を固めます
  • 4
    定期保険は教育費ピークに階段状(ラダー)で重ね、終身は非課税枠と出口税に合わせます
  • 5
    新NISA・iDeCo・企業型DCの拡充分へ再配分し、保険は“必要な分だけ”に小型化します

ケース1:子あり・持ち家(団信あり)の不足額と設計

夫800万・妻400万、子2人(小・中)、持ち家で団信あり。夫死亡時の想定例です。月の支出55万円、団信で住宅返済12万円がゼロ、遺族給付が月12〜15万円見込みなら、毎月の不足は28〜31万円。設計は、収入保障20万円(最低支払保証5年)+定期保険1,000万円を子の大学進学ピークに向けラダー重ね、終身は300万円で相続非課税枠に沿って固定原資を作る、が現実解です。投資は新NISAのつみたて枠中心で、1〜2万円/月を“増やす”に回し、企業型DCのマッチング拡大を活かして60歳までの老後原資を同時に積み上げます。

DINKs・賃貸なら最小設計で足りる?

子なし・賃貸・共働き。団信もないので、最低限の死亡保障で十分でしょうか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
DINKsは“負債と固定費”が小さければミニマム設計で足ります。月の不足がほぼ葬送費+生活立て直し資金なら、定期500万〜1,000万円+終身200〜300万円で十分。就業不能(休職時)だけは、傷病手当金や会社の所得補償の有無を確認し、必要なら月10万円×2年の生活補填を準備しておくと安心です。

片働き期間の一時的増額:終了設計まで

育休や介護で一時的に片働きになる期間は“短期だけ増やす”がコスト効率的です。収入保障の最低支払保証を5年にしつつ、定期保険を5年ラダーで上乗せし、期間満了で自動的に保険料が下がる設計に。2028年以降の有期給付導入では、対象に該当すれば有期給付加算で現行比約1.3倍の受取額となり、継続給付の所得ライン(概ね月20〜30万円超で停止)も一次資料で示されています。前提の最新はここで確認できます。(遺族厚生年金の見直しについて)

申込み・見直しの実務:空白ゼロと通過率アップの準備

複数社比較は同時進行にせず“申込み順”を組みます。まず健康状態の通しやすい収入保障から、次に定期、最後に終身の順で、eKYC・本人確認・告知の書類は写真で事前共有。団信・会社の福利と重なる特約は外して保険料を圧縮します。乗り換えは責任開始の起算(がん90日・自殺3年など)に注意し、旧契約の失効や空白が出ないよう、保険料の引落し月と責任開始日の重なりを1か月だけ持たせて切替えるのが安全です。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
家計の実数と制度の一次情報に沿って、保険は必要な分だけ。迷ったら、毎月の不足額を紙に書き出すのが第一歩です。

投資との配分:保険は守り、非課税は攻め

拡充される企業型DCの上限や新NISAは“攻めの非課税枠”。保険は“守りの固定枠”。二本立てが原則です。企業型DCのマッチング上限撤廃の規約対応(軽微変更の扱い、臨時の変更月設定)まで公開資料が整っています。資産形成に回せる毎月の余力が3〜5万円あれば、保険で谷を薄くし、非課税枠で増やしていく方がトータルの手取りは増えます。65歳以降の手取りは、在職老齢の“65万円ライン”を念頭に、賃金と年金の合計を超えない運用と取り崩し計画を組み合わせましょう。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    不足額は“差額×期間”。毎月の不足だけを保険で埋めるのが最適です
  • 2
    在職老齢の65万円ライン(2026年4月)・遺族年金の有期加算(2028年)を前提に設計します
  • 3
    収入保障×定期×終身の役割分担で、満了65/70と保証2年/5年を家計に合わせて選びます
  • 4
    企業型DC6.2万円・マッチング撤廃の追い風を使い、保険を小型化して投資へ再配分します

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