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【2026年2月更新】生命保険共働き年収1,500万円の必要額|不足額の出し方と設計基準

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
【2026年2月更新】生命保険共働き年収1,500万円の必要額|不足額の出し方と設計基準
生命保険 共働き
年収1500万円
必要保障額
収入保障保険
遺族厚生年金
高額療養費
企業型DC

はじめに:共働き1,500万円の“守り”を数字で整える

共働きで年収合計1,500万円でも、「備え過ぎ」「足りない」が同時に起こりがちです。設計の軸は、家計の不足を 差額×期間 で数値化すること。物価や学費、税・社会保険の肌感覚と統計のギャップを埋めるために、直近の家計データも手がかりにします。例えば二人以上世帯の消費支出は2025年11月に実質+2.9%と増加しています(季節調整値+6.2%) (家計調査(11月) 最近の動向)。この記事では2026年の制度前提を踏まえ、共働き1,500万円世帯が過不足ゼロに近づく具体手順を示します。

2026年の前提更新:押さえるべき4点

  • 1
    遺族厚生年金は2028年4月施行予定で、子なし現役配偶者は原則5年有期+増額加算・所得に応じた継続給付が導入されます(子の加算は年額281,700円へ)。一次資料はこちら:(遺族厚生年金の見直しに対して寄せられている指摘への考え方)
  • 2
    高額療養費は2026年夏以降、段階的に“年間上限”導入・外来特例の見直しが予定されています。自己負担の年上限は申出運用から開始予定で、所得区分の細分化も併行します:(高額療養費制度について)
  • 3
    企業型DCの各月上限は“月6.2万円”に引上げ(2026年12月1日施行予定)。iDeCoの拠出上限や加入年齢拡大の整備も同時進行です:(国民年金基金令等の一部を改正する政令の公布について)
  • 4
    金利・物価の変動により、生命保険料や予定利率が見直される局面。短期の価格改定にも備え、年払い・前納割引や見直しタイミングの工夫で固定費上振れを回避します

不足額の出し方:差額×期間の3ステップ

算定はシンプルに3ステップです。初期設計でブレず、見直し時も同じ式に戻れます。
A(支出)=生活費(食費・水道光熱・通信)+教育費(年齢別・私立等の想定)+住居費(賃貸/持家の維持・ローン)+介護・葬祭の最低限の枠。 B(受取)= 遺族厚生年金・遺族基礎年金+団信(連生/ペアローンの持分で評価)+会社の死亡退職金・福利+金融資産(緊急資金を除く)。 A−B=毎月の不足額を年齢と子ども年齢でラダー化(段階)し、期間ごとに総額に積み上げます。これが必要保障額の土台になります。

具体的な試算はどう始めればいい?

うちの支出と公的給付がごちゃごちゃで、どこから手をつければいいか…
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
最初の30分はA(支出)だけを“現金支出ベース”で並べ、次の30分でB(受取)を一次情報に沿って埋めます。団信の残高・持分、会社の退職金規程、ねんきんネットの最新額を確認し、子ども年齢で3つの期間(就学前/義務教育/高校・大学)へラダー化すれば、月次の不足額が見えます。

モデル家計:夫900万×妻600万をラダーで可視化

共働き年収1,500万円(例:夫900万円×妻600万円)は、子ども有無・住居・教育の選択で不足額が大きく変わります。子なしDINKsなら“固定費削減+団信重複ゼロ”でミニマム化、子あり・私立想定なら“ピーク時(高3〜大1)を谷として定期を重ねる”方針が現実的です。生活費のベースは家計簿と直近明細で“実額”に引き直し、ラダーの各段に対応する保障(収入保障・定期)を当て、総額の過不足を確認します。

高所得共働きの公的給付:遺族年金と医療の“クセ”

子なし現役配偶者の遺族厚生年金は、2028年施行で原則5年有期へ。5年の間は加算で約1.3倍に増額、終了後は障害状態や所得が一定以下(単身の目安で就労収入月約10万円、概ね月収20〜30万円を超えると終了)なら継続給付が可能です。詳しくは一次資料で確認してください:(遺族厚生年金の見直しに対して寄せられている指摘への考え方)。 医療は、2026年夏以降に“年間上限”の導入と外来特例の見直しが段階施行予定。自己負担の上限や所得区分の細分化で、長期の医療費の見え方が変わります。高額医療の自己負担は 高額療養費 の枠で抑えられる一方、食事代や差額ベッドなど対象外費用は残るため、短期は一時金、長期は日額の掛け方を薄く広くに寄せましょう。

高額療養費“年上限”の読み方と準備のコツ

  • 1
    現行の月上限(多数回該当据え置き)と、導入予定の“年間上限”の関係を一次資料で把握する:(高額療養費制度について)
  • 2
    外来特例の見直し(対象年齢や上限額の引上げ案)に伴い、70歳以上は自己負担の月・年の両面で準備を
  • 3
    食事療養費や差額ベッドなど“枠外費用”は残るため、短期入院は診断一時金、長期療養は日額+実費型の併用を検討する
  • 4
    限度額認定証の取得タイミングと、世帯合算の扱いをあらかじめ確認し、申請漏れを防ぐ

設計基準①:収入保障保険は満了と“最低支払保証”が肝

家計の土台は 収入保障保険。満了年齢は65歳を基本に、妻の年齢・再雇用・年金の受取設計で70歳延長を検討。最低支払保証(2年/5年)は、死亡直後の家計ショックを吸収する“時間”として使います。設計は月額の“不足だけ”に絞り、インフレ連動型の選択や非喫煙者割引など、保険料の効きを底上げする工夫も有効です。

住宅ローン団信とどう重ねればいい?

連生団信とペアローンで、それぞれ不足の見積りが難しいです。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
団信は“ローンを消す”、民間の死亡保障は“生活費を埋める”が役割。連生はどちらか死亡時に残債がゼロ、ペアは持分に応じた残債が残るため、夫婦それぞれの不足額を別々に算出します。定期のラダーは“返済額の谷”と教育費ピークに合わせ、収入保障は家計のベースを支えるように薄く広く掛けて重複を避けましょう。

設計基準②:定期保険で“谷”を階段状に埋める

教育費・住宅のピークは限定的な“谷”。逓減定期や期間の異なる定期を階段状に重ね、ラダーに合わせて合成します。たとえば高3〜大1の3〜4年は追加の定期を薄く乗せ、その前後は小さめに。保険金は“到来年の必要額”に連動させ、終わった段から順に外せる形で設計すると、総保険料の最小化に近づきます。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
相続・流動性・インフレ耐性のために終身保険枠は持ちますが、過度な積み上げは避け、死亡一時金の実需と非課税枠の配分に絞るのがおすすめです。

投資・DCとの両立:6.2万円枠の賢い配分

“守る”の死亡保障を不足だけに絞ったうえで、“増やす”は給与天引きで先に確保。企業型DCの各月上限は2026年12月1日から6.2万円へ引上げ予定です。(国民年金基金令等の一部を改正する政令の公布について)。施行前は会社規程の既存上限、施行後は 企業型DC6.2万円 を起点に、iDeCoの“穴埋め”や新NISAのつみたて枠を組み合わせ、ローン・学費の谷に重ならないタイミングで積み立てます。保険料年払いの前納割引を使って、投資枠の原資を捻出するのも実務的です。

ケース別シミュ:家計タイプでこう変わる

DINKs(子なし)賃貸/持ち家:団信の効きと生活費のベースが中心。収入保障は“緊急資金の厚み”で抑えつつ、終身は相続・納税枠の最小化に。 子2人・私立想定:高3〜大1のピークへ定期ラダーを追加し、収入保障は妻の就労と育児段取りに合わせて最低保証を延ばす。学費の出口は新NISA+学資で分散。 40代後半・転職/役職定年:手取り減の谷に合わせて収入保障の満了再設計。給与改定・在職の公的給付の変化に注意し、保険料の前納・年払いで固定費を平準化。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
制度に“合わせにいく”ほど数字の精度は上がります。最新の一次資料でAとBを更新し、同じ式(差額×期間)で淡々と比較し続けることが近道です。

7日で動く実践手順

初日〜2日目:保険の既契約を棚卸し。証券・約款・前納割引の有無を揃え、団信は持分・残高と支払条件を確認(連生/ペアの違い)。 3日目〜4日目:ねんきんネットで最新の見込額を確認。会社の退職規程・福利(死亡退職金・総合福祉団体定期)と企業型DCの上限・マッチングの扱いを把握。 5日目:家計簿を“現金支出”に引き直し、子ども年齢でラダーを作成。AとBを埋め、月次の不足額を算出。 6日目:収入保障×定期×終身の配分を当て、重複ゼロに。保険料年払いへの切替や前納も検討。 7日目:見積りを2〜3社で比較。申込順は“通過率の高い商品→本命”で、責任開始の空白ゼロを徹底。LINEで無料のFP相談につなげて最終確認を。

FAQと落とし穴:見直し前に押さえる要点

生命保険料控除“6万円特例”の扱い:子育て世帯向けの一般枠拡充は時限措置です。最新の様式・電子交付に沿って提出順(年末調整→確定申告)を整理し、家計メリットを丁寧に回収しましょう。 健康体割引・告知:非喫煙者割引や健康増進型は、告知の精度と提出資料の整備が通過率を左右。eKYCやオンライン申込の撮影順、直近の健診指摘は“事実×日付”で簡潔に。 インフレ下の見直し頻度:価格改定・予定利率の上振れに備え、毎年の更新前と大きなライフイベント前に“差額×期間”で再計算。保険は“期間と役割”を固定し、投資枠は“先取り確保”が基本です。

まとめ:重要ポイント

  • 1
    不足額は差額×期間でラダー化し、収入保障×定期×終身の役割を分けて“不足だけ”を埋める
  • 2
    遺族厚生年金の5年有期・継続給付(2028年予定)と子の加算引上げを前提に、公的と民間の重ね方を再設計
  • 3
    高額療養費の“年間上限”導入(26年夏以降)と外来特例見直しに備え、短期は一時金・長期は日額で薄く広く
  • 4
    企業型DC6.2万円(26/12施行予定)・新NISAの配分を“給与先取り”で確保し、保険料年払いで原資を捻出
  • 5
    申込みは“準備→比較→責任開始の空白ゼロ”の段取りで、LINEの無料FP相談で最終チェックまで効率化

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