【2026年2月更新】生命保険 育休手取り維持:国民年金免除手順(個別相談可)
更新:
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)

育休 手取り 維持
生命保険 見直し 育休
国民年金 免除 第1号
出生後休業支援給付金
養育特例
収入保障保険 金額 目安
目次
課題提起|育休で手取りが落ちる理由と守り方の全体像
育休に入ると給与が止まり、手取りも一時的に下がります。その一方で、育児休業給付や 社会保険料免除 が効くため、設計次第で家計の谷は浅くできます。2025年4月に新設された 出生後休業支援給付金(最長28日・給付率13%上乗せ)は、既存の育休給付と合算して“手取り10割相当”まで近づけられる制度です。根拠と条件は厚労省のリーフレットをご確認ください。(「出生後休業支援給付金」を創設しました) に、28日上限・8週間の判定期間・上限日額16,110円(2025年8月時点)の注意点まで明示されています。会社員は育休中の厚生年金・健康保険が免除される一方、前年所得に基づく住民税は納付が続きます。自営業・フリーランスは国民年金の産前産後免除(4か月)に加え、2026年度施行予定の 国民年金第1号の育児期間免除(子が1歳まで)で負担ゼロにできます。(国民年金における育児期間の保険料免除) の方針と、施行時期の周知は (・国民年金法施行令等の一部を改正する政令の公布について) を確認してください。
育休期の“落とし穴”チェック
- 1育休給付の初回入金は申請から時間差があり、開始月は赤字化しやすいため生活費のブリッジ資金を用意しておきます。
- 2住民税は前年所得で課税され、給与天引きから普通徴収(納付書払い)に切り替わるケースが多いので、納付月の資金繰りを前倒しで計画します。
- 3育休中でも賞与が支給されると所得税は源泉されます。免除の社会保険料との関係は会社の人事・労務と事前確認しておきます。
- 4会社の申請漏れで社保免除が未適用の事例があります。開始月に“14日以上の育休取得”で免除対象になる点を人事に周知します((育児休業等期間中の社会保険料免除要件の見直し))。
- 5自営業・フリーランスは国民年金の免除期間を取り逃すと追納負担が増えます。産前産後免除→通常免除→(施行後)育児期間免除の順で計画します。
解決策|生命保険は“収入保障×定期”の二段構えで最小設計
育休期は保険料を抑えつつ、万一時の生活費だけを過不足なくカバーする発想が大切です。基礎は 収入保障保険(毎月給付で生活費の谷を埋める)に置き、子の年齢や住宅ローンに合わせて定期保険をラダーで重ねます。目安は「不足額=(世帯の必要生活費−公的給付−貯蓄からの取り崩し)×必要期間」。例えば、夫婦と0歳児で不足が月10万円・10年なら、収入保障“月10万円×10年”を土台に、教育費ピーク期に定期を追加するイメージです。保険料は掛け捨て主体にして、育休明けの家計で再調整できる柔軟性を残しておきましょう。
いくらの収入保障を持てば安心ですか?
育休で収入が減るので、収入保障はどのくらい必要か不安です。計算方法を教えてください。
不足額は“差額×期間”で出します。差額=(毎月の必要生活費)−(育休給付+児童手当等)−(取り崩せる貯蓄)。例えば必要生活費が月25万円、育休給付と手当が合計月18万円、毎月2万円は貯蓄取り崩しに充てるなら差額は5万円。復職まで3年の見込みなら、収入保障は“月5万円×3年”が土台です。住宅ローンや子の進学時期に合わせ、定期保険を上乗せしてピークだけ厚くするのが効率的です。
払済・延長・契約者貸付|“解約しない”ための順番
育休で保険料が重いと感じたら、いきなり解約せず「払済(保険料ゼロで保障を縮小して継続)」「延長(保険金は維持・期間を短縮)」「契約者貸付(返戻金を担保に一時借入)」の順で検討します。返戻金の減少や利息負担など注意点はありますが、既存契約を活かしつつ家計の谷を越える現実的な手段です。新しい保障が必要なら“新規が通ってから既契約を減額・解約”の順番で空白ゼロに。貸付は短期で返済計画まで組むのが原則です。
育休期は現金が減って不安になりがちですが、保険は切らずに細らせるのが鉄則です。新規の審査が通った後に既存を減額・払済へ。空白ゼロで家族の安心を守りましょう。
国民年金・社会保険|免除と“申請すれば守れる”最新ポイント
会社員は育休中の厚生年金・健康保険料が免除されます。2022年10月の要件緩和で、開始月に“同月内14日以上の育休”があれば月末休業でなくても免除対象になりました。(育児休業等期間中の社会保険料免除要件の見直し) を人事に共有し、必ず会社経由で届出を。復帰後に賃金が下がる場合は“養育特例(育休等終了時報酬月額変更)”で標準報酬を据え置けます。様式はここからダウンロードできます。(育児休業等終了時報酬月額変更届(記載様式))
自営業・フリーランス(第1号)は、産前産後4か月の免除に加えて、2026年度施行予定の 国民年金第1号の育児期間免除(子が1歳まで・満額反映)が始まります。所得や休業の有無にかかわらず使えるのが特徴です。(国民年金における育児期間の保険料免除) の制度骨子と、適用時期の周知は (政令公布のお知らせ) で確認しておきましょう。
育休・免除・特例の申請チェックリスト
- 1会社員は育休開始前に、人事へ“社保免除の届出”の実施可否を確認し、開始月の14日以上取得が要件になる旨を共有します(様式は会社側手続)。
- 2復帰後に賃金が下がる見込みなら、“養育特例”を会社経由で提出。子のマイナンバーや出生情報の書類準備が必要です((育児休業等終了時報酬月額変更届(記載様式)))。
- 3第1号の方は住所地の市区町村で、産前産後免除→通常免除→(施行後)育児期間免除の順に手続。母子手帳・本人確認書類・印鑑などを用意します。
- 4住民税の普通徴収に切替わる場合、納付月と金額を自治体の納付書で確認し、育休給付の入金タイミングと資金繰りを合わせます。
- 5保険見直しは“払済・延長・貸付”を先に検討し、最後に減額・解約。新規審査が通ってから動く段取りで空白ゼロに。
手取りを最大化|出生後28日“手取り10割相当”の作り方
出生直後の最初の28日は、育休給付(開始180日まで67%)に“13%上乗せ”の 出生後休業支援給付金 を重ねると、社保免除・非課税の効果まで含めて手取り10割相当の水準になります。条件は“両親ともに対象期間内で14日以上の育休取得(代替要件あり)”など。詳しい計算式や要件は厚労省のリーフレットをご覧ください。(「出生後休業支援給付金」を創設しました)。29日目以降は従来どおり育休給付50%に移行します。産前・産後の無給期間は健康保険の“出産手当金(標準報酬日額の2/3)”が支えます。仕組みと申請の流れは (育児休業等給付の内容と支給申請手続) で確認できます。上限日額や対象期間の数え方に注意し、夫婦の取得計画と家計の入金カレンダーを合わせて“黒字化の28日”を作りましょう。
“夫婦ともに14日以上”が難しい場合は?
配偶者の勤務先の事情で、夫婦同時に14日以上の育休を取るのが難しそうです。出生後休業支援給付金は使えますか?
要件に“配偶者の育休を要件としない場合”があり、母が産後休業中、配偶者が無業・自営業・フリーランスなど雇用労働者でない場合 等は代替要件に該当します。判定期間は「出生日(または予定日)のうち早い日」から「遅い日から8週間を経過する日の翌日」まで。具体の該当事由は厚労省リーフレット3ページに一覧があります。(「出生後休業支援給付金」を創設しました) を見ながら、自分のケースが要件内か確認しましょう。
実践手順|7日で整える段取り
Day1-2 現在の収支と貯蓄を棚卸し。必要生活費・育休給付・児童手当・取り崩し可能額を整理して“差額×期間”を算出します。
Day3-4 会社へ社保免除の届出可否・育休取得日数の確認。夫婦の取得計画を28日に合わせ、出生後給付の要件に入るように調整します。第1号は市区町村で免除の事前相談を。
Day5-7 保険は収入保障×定期で最小設計。既契約は払済・延長・貸付で谷を越え、新規が通ってから減額・解約へ。養育特例の様式と提出時期も会社と擦り合わせます。
固定費の見直しと控除の配分
家計の安定は固定費の圧縮がカギです。通信・サブスク・保険料を見直し、育休期は掛け捨て中心に。“生命保険料控除”は世帯の課税状況に合わせて提出先・配分を整理し、育休中に非課税の人は翌年の配偶者側で控除メリットを活かすなど、世帯最適で考えましょう。育休直前の年払い・前納の扱い、証明書の電子交付も含め、年末調整・確定申告のスケジュールを前倒しで管理すると漏れが防げます。
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まとめ:重要ポイント
- 1育休の初月は入金タイムラグと住民税に注意。社保免除・非課税を前提に“差額×期間”で保険を最小設計する。
- 2出生後休業支援給付金(最大28日・13%上乗せ)の要件を夫婦で満たし、手取り10割相当の28日を作る。
- 3会社員は開始月14日以上の育休で社保免除に。復帰後は養育特例の届出で標準報酬を据え置く。
- 4第1号は産前産後免除→通常免除→(施行後)子が1歳までの免除へ。満額反映で老齢基礎年金を減らさない。
- 5保険は“払済・延長・貸付”を優先し、最後に減額・解約。新規通過後に動いて空白ゼロにする。
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