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【2026年2月更新】コーストFIRE 共働き子なし30代|不足額×収入保障 最小設計

更新:
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
執筆者山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
【2026年2月更新】コーストFIRE 共働き子なし30代|不足額×収入保障 最小設計
コーストFIRE
共働き子なし
収入保障保険
不足額試算
新NISA
iDeCo
在職老齢年金

導入:コーストFIREの基本と2026年の設計前提

将来の老後資金は早めに確保し、あとは“複利に乗せて流す”。それが コーストFIRE の発想です。早期リタイアは前提にせず、生活費は働き続けて賄い、老後資金だけは若いうちに作っておくのが特徴です。2026年の日本では、在職老齢年金の基準引上げや遺族厚生年金の見直し、新NISA恒久化など前提が大きく変わりました。この記事では、共働き子なし30代(DINKs)が“不足額=差額×期間”を数値で出し、民間保険は必要分だけ、投資は非課税枠を使い切る設計を具体化します。物価は足元で年2%前後の持続が意識される一方(参考データ例:(Japan Inflation Rate))、長期金利は上昇局面。安全資産だけでは実質目減りしやすく、インデックス中心の世界分散が基本線です。

2026年の“設計前提”チェック

  • 1
    在職老齢年金の基準額は2026年4月から月65万円へ(毎年度賃金動向で改定)。制度チラシは(在職老齢年金制度の見直し)で確認。
  • 2
    遺族厚生年金は2028年度から子のいない現役配偶者に原則5年の有期給付+継続給付へ。有期加算で約1.3倍の期間増額、継続給付は概ね月20〜30万円超で停止の設計(一次資料:(遺族厚生年金の見直しに対する考え方))。
  • 3
    新NISAは恒久化・非課税保有限度額1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)、年間投資枠は360万円(つみたて120万円+成長240万円)。制度の要点は(金融庁NISA特設サイト)
  • 4
    確定拠出年金は2026年12月から企業型DCの掛金上限が月6.2万円に一元化、区分によりiDeCoは月7.5万円も(図解PDF:(DC拠出限度額(令和8年12月〜)))。
  • 5
    老後生活費の感覚値は、夫婦2人の最低日常生活費23.9万円/“ゆとり”39.1万円が最新の代表値((生活保障に関する調査))。

不足額の見える化:差額×期間で“いくら・いつまで”

まずは家計の基礎式を作ります。初期費用やイベント費を除いた単身ベースの毎月生活費(住居・光熱・食費・通信・保険料ほか)を出し、死別5年後に継続しやすい水準へ調整。そこから、公的給付と手取り収入を引きます。残った“赤字”が毎月の不足額です。ここで効いてくるのが 遺族厚生年金 の“5年有期+継続給付”です。子のない現役配偶者は死亡直後5年は約1.3倍に増額され、その後は障害状態や所得に応じた継続給付へ。単身で概ね月収20〜30万円を超えると継続給付は停止する設計(一次資料の記載は「概ね」水準、詳細は(前掲PDF))。したがって、保険で守るのは“有期終了後〜年金開始まで”の差額が中心です。式はシンプルに「不足額=(単身生活費 − 公的給付 − 手取り)× 期間」。期間は基本、残された側の年金開始(65歳)や住宅ローン完済までで設定します。

いくらの収入保障を何年?具体例で知りたい

妻が45歳で夫と死別、私は自分の手取りが月20万円。単身生活費は月28万円を想定しています。収入保障は月いくらを何年にすればいいでしょう?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
まず不足は月8万円(28万−20万)。遺族厚生年金の有期5年後は、継続給付が“概ね”止まる前提で、65歳まで20年続くと仮定すると総不足は約1,920万円(8万×12か月×20年)。したがって、収入保障は月8〜10万円、満了は65歳を土台に設計するのが現実的です。家賃の見直しや副収入で不足が縮むなら、月額を1万円単位で下げて保険料を抑えましょう。

最小設計:収入保障保険の“過不足ゼロ”ルール

民間保険は“安心の上乗せ”ではなく“赤字の穴埋め”が本質です。したがって 収入保障保険 は、満了年齢は残される側の65歳を基本(年金開始)。最低支払保証は2年 or 5年のいずれかで、預貯金が厚い・葬儀費用を別途確保済なら2年、心配が強いなら5年を選ぶイメージです。就業不能は、夫婦どちらが長期療養になっても家計が回るかで要否を判断。会社員は傷病手当金(原則最長1年6か月)や高額療養費で“医療費の天井”がある一方、生活費と収入減が残るため、免責90日・給付期間2年程度を“穴埋め”として併用するのが無理のない落としどころです。受取方法の税も設計に影響します(一時金は相続税の非課税枠、年金形式は雑所得課税など)。“差額×期間”が将来縮めば減額・解約も選択肢。足しすぎず、削りすぎないがコツです。
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
“保険は多ければ安心”ではありません。不足分だけを狙い撃ちにして、浮いた固定費は非課税枠の投資に回すのが2026年の正解です。

攻めの資産形成:新NISA・iDeCo・企業型DCの使い分け

非課税の“器”を満たすのが王道です。まず 新NISA は生涯1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)、年間は360万円(つみたて120万円+成長240万円)。公式の制度要点は(金融庁NISA特設サイト)が最速・正確です。次にiDeCo/企業型DC。2026年12月から企業型DCの掛金上限は月6.2万円に一元化、加入年齢の拡大や第1号・第4号等ではiDeCo月7.5万円の区分も出てきます(区分図は(DC拠出限度額(令和8年12月〜)))。非課税拠出×運用益非課税×所得控除の“トリプル効果”で、老後の定常キャッシュフローの土台を作りましょう。商品は全世界株式や先進国株式の低コスト指数をコアに、債券・現金でボラティリティをならすのが基本です。

コーストFIREの元本目安(目標5,000万円・年5%・65歳)

  • 1
    25歳で達成するなら約720万円の元本で65歳に5,000万円へ複利到達。
  • 2
    35歳で達成なら約1,160万円が目安(運用30年)。
  • 3
    45歳で達成なら約1,900万円が目安(運用20年)。
  • 4
    55歳で達成なら約3,100万円が目安(運用10年)。
  • 5
    利回りが年3〜4%に低下すれば必要元本は上振れするため、保守シナリオも同時に確認。

モデル試算:夫年収600万×妻300万の“45歳達成”

前提:世帯の現金融資産500万円、投資の期待利回り年5%、目標は“45歳時点で1,900万円(65歳5,000万円に到達する元本)”。このとき必要な年間積立額は、500万円の一括投資を年5%で10年運用すると将来価値は約814万円。残りは1,900万円−814万円≒1,086万円。年5%・10年の年金終価係数は約12.58なので、年間約86万円(月約7.2万円)の積立で到達見込みです。ここが以前の試算誤差(年300万円積立=10年で約3,774万円)との大きな違いで、前提と式を揃えると“月7万円強”が現実的な目安になります。低利回り(年3%)なら、年金終価係数約11.46で年約95万円(月約8万円)に増えます。インフレ高止まり時は“達成年齢を数年後ろへ”“成長投資枠の配分UP”のプランBで吸収しましょう。

インフレや賃金の変化で計画は崩れませんか?

物価が上がったら、今の1,900万円や5,000万円の目安は足りなくなりませんか?
山中 忠 (FP1級・証券外務員一種保持)
名目で見ると必要額は上振れします。ですから“実質”を守る仕組みとして、給与改定に合わせて積立を年1回見直す、成長投資枠の株式比率を若い間は高めにする、退職が近づいたら債券・現金を厚くする、の3点をルール化しましょう。制度面は在職老齢年金の基準65万円((制度チラシ))で“働くほど損”は緩みます。年金の取り崩し時期も視野に、総合で調整すれば計画は崩れにくいです。

よくある落とし穴:保障過剰・インフレ放置・制度未確認

ありがちなミスは3つ。第一に、夫婦二人分の生活費を“フルカバー”する過剰な死亡保障。保険料が重く、投資の原資を奪います。“差額×期間”を必ず式で出し、保険はそこだけ埋める。第二に、インフレを織り込まない固定目標。年1回の積立増額ルール(賃上げの○割を積立へ)で“実質”を維持。第三に、制度のアップデート未反映。2028年の遺族厚生年金見直し(5年有期+継続給付、水準は「概ね」設計)や2026年4月の在職老齢65万円、2026年12月のDC/iDeCo上限再編は、家計の“収入・公的給付”を動かします。一次資料の該当箇所を必ずリンクで確認し、数字に直してから設計しましょう。

7日で前進:数字を作り、申込みを進め、積立を自動化

初日〜2日目は家計棚卸し(口座・カード明細をエクスポートし、固定費リスト化)。3日目に“差額×期間”で不足額を算出。4〜5日目で収入保障の月額・満了・最低支払保証を決め、健康体・非喫煙の割引や就業不能の併用有無を比較。6日目にWeb申込(告知事項は正確に)。7日目に新NISAの定期積立・iDeCo/企業型DCの拠出を設定して“自動操縦”へ。必要なら扶養・在職老齢・住民税の影響も見ておきましょう。

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まとめ:重要ポイント

  • 1
    不足額は「単身生活費−公的給付−手取り」で月額化し、期間は年金開始やローン完済まで。数字が先、保険は後。
  • 2
    収入保障は月8〜10万円×65歳満了が共働き子なし30代の“型”。最低保証と就業不能は家計の余力で調整。
  • 3
    投資は新NISAとiDeCo/企業型DCで非課税枠を満たす。45歳達成には“月7万円強”の積立が現実的目安。
  • 4
    2028年の遺族厚生年金見直しと2026年の在職老齢65万円・DC/iDeCo上限再編を一次資料で確認し設計に反映。
  • 5
    インフレには“毎年の積立増額ルール”と資産配分の年齢調整で“実質”を守る。

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